マルヤでは、うまみの成分である窒素分をより一層増やし、圧倒的なうまさと深みを抽出することに成功しました。
これによって多くの商品が製法特許を取得しており、すべての料理の「うまみ・コク・甘み」が驚くほど、しかも簡単にアップします。
味を引き締め、素材ごとに異なる味を整えてまとめる力=「呈味力(ていみりょく)」が強いことが特徴です。
マルヤでは皆様の健康を考え醤油本来のおいしさを追求しつつ、どこまで低塩にできるかの研究も続けております。
いわゆる減塩しょう油ではなく、通常の醤油として限界まで塩分調整を繰り返し、自社独自の低塩製法を探り出しました。
すべての自社商品が、この製法に基づいて作られております。
はじまりは 醤油の美味しさを決める「醤(ひしお」作り
私たちマルヤは、醤油屋であって醤油屋ではありません。では、何を作っているのか?それは「醤(ひしお)」です。
醤油の起源については様々な説がありますが、文献によると醤がその原形のようです。醤とは、穀物や魚などを麹と食塩で発酵させた調味料や食品のことで、日本では「もろみ」や「味噌」などが代表的なものです。醤油の美味しさは、醤づくりにかかっているのです。
九州は熊本県の南西部、天草へつながる宇土半島にマルヤはあります。清らかな湧き水に恵まれたこの地で、醤油を基本とした調味料づくりに研鑽を積んでおります。
大正9年創業から皆様に愛されてきた 昔から今へと受け継がれるこだわりの醤油
大正9年に創業したマルヤ。当時は「まるや商店」という小さな醤油と味噌の蔵元でした。それから90有余年にわたって皆様に愛されているのは、それぞれの時代に合わせて進化する美味しさを追求し続けてきたからだと思っております。
醤油が大量生産されるようになった1970年ごろ、安価な醤油の普及によって「たかが醤油」という雰囲気が漂い始めました。
そんな中でも私たちは「されど醤油」の心意気を捨てず、醤油に対する価値観を変えるほどの調味料を作ろうと決意しました。
長年培われてきた醤の技術と、研究に明け暮れた末、完成した 旨みと深みを引き出す製法特許を取得した「肥後菊(ひごぎく)」
そして昭和47年(1972年)、マルヤでは丸大豆仕込みの本格醤油の研究を開始。醤の力を引き出し、旨み成分である窒素分を増やそうと研究に明け暮れました。それから約4年の歳月をかけ、品格ある旨さと深みある味を引き出すことに成功(特許取得済み)。高窒素分を含む醤油調味料「肥後菊(ひごぎく)」と名付けて発売いたしました。
日本酒の一級酒が1本1,360円だった当時、コスト度外視で作った肥後菊はなんと1,500円でした。その時は「一級酒より高い醤油なんて売れるわけがない」と言われましたが、私たちは今売れなくてもよいと思っていました。10年後でも、20年後でも、この味の価値をわかってもらえる人がいるはずと信じていたのです。その後、肥後菊はゆっくりと、しかし確実にお客様のご支持を頂ける商品に成長しました。こだわりぬいた美味しさが口コミを生み、商品そのものがひとりでに営業してくれたようなものです。そしてまた、肥後菊を生み出す過程で培った「旨みを引き出す技術」が、その後の「魔法のつゆ」や「肥後匠の白だし」、「魔法で酢」などの商品づくりに脈々と受け継がれているのです。
※創業者 沼田彌市
誰もが一度は感じた「今まで食べていたのは何だったの!?」という 美味しさへの驚きのそ感動を、一人でも多くの人に届けたい
日本の風土と日本人の知恵が生み出した、我が国独自の調味料を大切にしたい。私たちマルヤは成功も失敗も、すべての経験を活かして新しい価値を造ってきました。
これからも、醤油をはじめとする調味料のパイオニアとして、どこまでの味を追求したい。進化し続ける調味料を通して、おいしさの価値観は合うお客様との出会いを作りたい。
マルヤの調味料で、いつもの家庭の味がより一層美味しくなる。
そして、あなたとあなたの愛する人・ご家族が食事の時間をより一層楽しめるようになる。それがマルヤの願いです。